近年の活動

　現在、仙台高等学校フェンシング部卒業生は、２５０名ほどになりました。
仙台高等学校フェンシング部は、本年2010（平成22)年創設60周年を迎えることになり、記念祝賀会が行われました。

　この中嶋氏の薫陶を受けたのが、仙台高校や仙台一高、鼎が浦高、気仙沼高といった高校勢で、中嶋氏は「それまで未開地だった県内のフェンシングの普及の原点を高校生におき、そこから普及の層を上下の世代に拡大していこうとしました」その結果、各高校にフェンシング部が誕生。仙台高等学校にも1950(昭和25）年フェンシング同好会が創設され、翌年部に昇格しました。

　宮城県のフェンシングは、実績、歴史ともに国内屈指であります。そのフェンシングを宮城県に浸透させてくれたのが、中嶋英一氏であります。中嶋英一氏は、1946（昭和21）年、戦後復活した明治大学フェンシング部の1期生として入部され、1947年、1948年と国体で個人優勝されました。その後、郷里の若柳町に戻った際、宮城県にもフェンシングを普及させようと決意し、フェンシングの浸透・指導のため県内を行脚しました。